こどもの日といえば?百貨店の大食堂と屋上と回るお菓子

デパート

私が子どもの頃はデパート(百貨店)に行くというのはけっこうイベントで、もちろんこどもの日もデパートに連れて行ってもらいました。

デパートに行くときの服装はよそ行きの服を着ていきませんでしたか?
今はデパートに行くことも年に数回用事があるときで、服もよそ行きなんかじゃなく普段着だし。
というかよそ行きという区別した服がない。

よそ行きという言葉やデパートに行くのを楽しみにしていたことも昭和といっしょに遠くなった気がします。

デパートでの買い物の目当てはおもちゃ

トイザらスも通販もない時代、こどもがおもちゃを買ってもらえるお店は、簡単な普段遊ぶようなものは近所の駄菓子屋さん、文房具屋さん、そして本格的なものが商店街のおもちゃ屋さん。

デパートのおもちゃ売り場にはおもちゃがいろいろあってわくわくした。
CMで紹介されているような最新のおもちゃは商店街の長方形のスペースにもあったけど、デパートのおもちゃ売り場は、すごく広くて見て回るのもすごく楽しかった。

デパートの大食堂でお子様ランチ

デパートで買い物をしたあとのお楽しみが大食堂でお子様ランチを食べること。
プリン型から出したような形のチキンライスに日の丸の旗が立っていて・・・あとは何がついていたかは覚えていない。たぶんハンバーグとかエビフライとか?

デパートの大食堂で食事するには、まず入り口の券売機で食券を買って、あいてるテーブルの席に着くとウエイトレスさんが、食券の半分を切り取って持っていき、食事が運ばれてくると残った半券を回収していくという方法でした。

食券を買ってあいてる席にすわると言ったけど、お昼時は大混雑で時間によってはあいてるテーブルなんてなく満席。そんなときは食べている人の後ろに立って順番を待つ。もちろん席は相席です。

「何名様ですか?」なんて大食堂では誰も聞いてくれないし、入り口で順番の案内を待つわけでもなく自分たちで早くあきそうなテーブルを見つけて並ぶ。
食べてる人も後ろに並ばれたら落ち着いて食べれないですよね。今ではこういうシステムありえない。食べてる人の後ろに立って並ぶとかも考えられないですが、昭和のデパートの大食堂では当たり前だったんですね。

とにかくデパートの大食堂はいろんなジャンルの食べ物があってメニューのサンプルを見るのもおもしろかった。見るだけで注文するのは毎回同じお子様ランチとクリームソーダだったけど。

大食堂のつぎは屋上です

大食堂で食べ終わると次はこれまたお楽しみの屋上です。
屋上の階に着いて外に出るまでにペットショップのコーナーもあって、そこに犬や猫はいてなかったかな?金魚や小鳥やウサギがいてたような気がする。
そして外に出ると、子どもの歓声。デパートの屋上はミニ遊園地のようでした。
ゴーカートやミニ観覧車やゲームコーナー、車や動物の形の乗り物にお金を入れると動く電動遊具、軽食が売ってるスタンド、それらを食べるテーブルやいす、とてもにぎやかでした。

帰りはデパ地下で食料品を買う

ひと通り遊んで家に帰る前に、デパ地下(当時はデパ地下という言い方はなかった。)で食料品を買って帰るという流れになるんだけど、人ごみで暑いし眠たいしもう歩くのもいやなぐらい。デパ地下って苦手でした。
でもそれでもがまんできたのは、ぐるぐる回るお菓子を買ってもらえるから。

お菓子の量り売りで、いろんな種類のお菓子がぐるぐる回ってる。
いろいろあったのに、私が覚えているのは、色がきれいだった水色のハッカあめ、バターボールあめ、ピーナツのはいったあめ、ビニールに入って輪ゴムでとめてる丸いようかん、たまご型のふわふわのマシュマロみたいなお菓子など。

デパートは子どもの夢の国だったのかも

百貨店

子どもの頃、将来私がお母さんになったら自分の子どもをデパートの屋上に連れて行ってあげようって思ってました。そして子供が1歳ぐらいのときデパートへ行きました。デパートの屋上なんて何十年ぶりかしらとわくわくしながら行くと、平日ということもあり私たちしかいませんでした。

電動遊具とゲームコーナーとプリクラなどがあっただけ。ミニ観覧車とかももうなかったっけ。

昭和の頃はよそ行きの服を着て、おもちゃ売り場でおもちゃを買ってもらって、大食堂でお子様ランチを食べて屋上で遊ぶ。帰りにぐるぐる回るお菓子を買ってもらってとても楽しい時間を過ごせました。

平成の私の子どもが小学生の頃は、デパートでなくショッピングセンター、ショッピングモールで買い物や食事。大食堂でなくフードコート。でもそれはそれでとても楽しそうにしていました。
時代の流れですね。

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